患者さんのこと その5 第三話

処方的には、体内時計を整える処方と、入眠を助ける処方、それに本当に精神的に疲れ切っておられたので、生命エネルギーを膨らませる処方と、胸苦しさを治める処方を組み合わせました。

入眠を助ける処方は、御守りみたいなもので、初めの1ケ月は必要だったようですが、2ケ月目辺りからは、必要無くなりました。

眠る事はもう1ケ月目から可能でしたが、少しづつ処方を軽減して行こうと考えていたので、どのタイミングで減らすかが悩みの種でした。

3ケ月目に思い切って、体内時計を整える処方を外しましたが、途中で、やはり眠れなくなり、また足す形になりました。

結局彼女の希望もあり、10ヶ月この処方のまま服用して頂き、11ヶ月目から45歳という年齢を考慮して、この先の閉経を見据えた婦人科の処方と体内時計を整える処方の組み合わせにしました。金額的にも落ち着いて、少しは続け易くなられただろうとホッとしました。

服用を始められて、一年が経ち2年目に入られましたが、本当にコロコロと良く笑われる様になり、それが私は本当に嬉しいのです。     

つづく