私は所謂料理教室に通ったことがありません。
実際に目で見た方が良いのかも知れませんが、今までそういうタイミングがあリませんでした。その分この料理は、この先生のレシピと言ったように具体的にお名前が上げられる先生が何人もおられます。
辰巳芳子先生の「手の味こころの味」海竜社からはガスパチョ、けんちん汁
「おいしくつくれて安心して食べられる手づくり保存食」からはぬか床、白菜漬け、沢庵漬け、梅干し
栗原はるみ先生の「栗原さんちのおやつの本」文化出版局からはチーズケーキ、マフィン
「ごちそうそうさまがききたくて。」文化出版局 「もう一度、ごちそうさまがききたくて。」文化出版局 この本は、結婚しておかず作りに困って、一番初めに買った料理本でした。
揚げ鳥のネギソース、ドーナツ、煮豆、青豆ごはん、もう数え られない位、おやつやお惣菜作りに子育て中はお世話になりました。
小林カツ代先生の「小林カツ代の焼き菓子&冷菓」からは洋梨のコンポート
松本忠子先生、伊藤睦美先生、西部るみ先生、脇雅代先生、お名前が直ぐに上げられる、お弁当作りから、おせち料理、煮込み料理まで、私がその方の作る料理が好きな先生方です。これらの先生方は、毎月出版されている、NHK「きょうの料理」よりお名前えとお顔を存じ上げる事が出来ました。
私も年齢を重ねて来て、そう昔程は色々作れなくなりました。けれど、今でも主人との食卓に載せる日々の食事は、時間のある時は「そうそう、今日はあれにしよう。」とそのレシピの書いてあるページをめくります。
あの大学3年生の時抱いた不安は、多くの先生方が何度も何度も試作を重ね、知恵と工夫と経験が詰まった料理、保存食のお陰で、何とか私なりに仕事と家事と子育てをやり繰りしてここまで来れたのだと、今上げた料理研究家、料理家の中には、もう鬼籍に入られた先生もおられますが、本当に心の底から感謝しています。
完