患者さんのこと その9 第十話

夜遅くの更新申し訳ありません。

少し話が外れました。彼女のことに話を戻しましょう。

この日は、入っていらした頃から何かとてもスッキリした感じ、髪型かなぁ?とか思っていたのですが、違いました。

血流と利水が良くなって、小さい頃から親御さんにも説明出来なかった不調の原因の体の重さ、手も足も大きな水袋を下げているようなものですから、それが軽くなって、身も心も少しスッキリされたのでしょうね。

7月に入って、少し収縮期血圧が上がって、130後半になります。

暑さに慣れていない頃だからだと思うと仰いましたが、地元の病院で息子さんの検査がいよいよ始まり、その心労の方が大きいのではないだろうかと私は考えていました。

8月、お盆の頃ほぼ1週間、自宅だったとかで、リズムを狂わせ、また動悸、不眠が発生します。

コロナ禍という事もあり、息子さんもずっと家の中だったのかも知れません。以前、この動悸については、後で述べますと申し上げたのは、この事です。

家にいて、仕事に集中して気を紛らわせる事が出来ないというのは、キツいでしょうね。どうしても色々考えてしまいますから、自律神経のバランスが狂います。

そこで、一番動悸が出て来る時間帯をお聞きしたら、夕方と仰るので、この動悸に対して、基本のいつもの彼女に合わせて処方して基本の漢方薬をきちっと服用して上で、頓服で服用できる動悸の漢方薬を持っていて頂くように致しました。

これで、不眠時、動悸時の強い味方を手元にお持ち頂ける事になりました。  

つづく