アトピー性皮膚炎は国民病!?文明病!?  その4

お待たせしました。

初めての患者さんの問診は本来2時間程掛かります。

本当に小さい頃から現在に至るまでの疾患、身体の状態をひとつひとつ聞いて行くからです。

今回は4歳の子どもが待っている間に飽きてしまうのでそんなには長く取れず、30分から1時間の間だったでしょうか、掛かりました。

途中でお姑さんである20年前の患者さんが、飽きて来たお孫さんを外へ連れ出して下さいました。問診を続けていると帰っていらして、嬉しそうなお孫さんの手には500mlのお馴染みのメーカーさんのサイダーが握られていました。

私が呆気に取られていると、みるみる内にこの甘い甘い炭酸水を飲み干しました。

見事な飲みっぷりで、普段からこうしている事が伺えました。問診をしていたお母さんであるお嫁さんに「この子は、ご飯あまり食べないでしょう?」と「はい、食べません。」との答えでした。

アトピー性皮膚炎と向き合う時、本当に時代はますます困難になっていると思っています。  

つづく