またまたお久しぶりになってしまいました。少し体調を崩しておりました。少しずつ回復しております😌
さて、その4で両面があると申し上げました。
青カビのもう一つの面は、英国のフレミングによって1929年抗生物質のペニシリンがこの青カビから抽出されたという事です。
とても有名な話なので皆様ご存知の方も大勢おられると思います。青カビの細菌の増殖を抑える物質にペニシリンと名付けたのも彼です。
ペニシリンは飛沫感染、接触感染によって拡がるタイプの肺炎、怪我をしてから症状が出るまでの期間が短く重傷になり易く、その6割が亡くなる可能性が高い破傷風等の感染症に劇的な効果を発揮しました。
このペニシリンと命名した物質が発見されたお陰で、所謂カビから沢山の薬が開発されるようになりました。いわば記念碑的な存在ですね。
両面がある事をお伝えしたかったのは、いずれも元々青カビの中に存在していた物質だという事を知って頂きたかったからです。
次はいよいよ紅麹の話をしたいと思います。
今日はこの辺で。