ぬか漬け

台所小噺、久しぶりの更新です。楽しんで行かれてください。

ぬか漬けの季節になりました。結婚してぬか床を作ったのですが、室内に置いて、2回ほど盆地の為か過発酵でダメにしました💧  以来冷蔵庫で保管しています。

床の作り方は、人によって色々ですが、糠に関しては、生糠を薦める手引き書と、煎り糠を説いた料理本も読んだ事があります。

私は、保存食に関しては、私にとって神のような存在の辰巳芳子先生と、お母様の辰巳浜子先生のご著書からの、その通りには難しいので、いいとこ取りの作り方なので、生糠です。

どちらにしても共通なのは、毎日混ぜなければならない事。これが簡単なようで難しい。

今は女性も仕事を持っておられる方が圧倒的で、混ぜる事すら、疲れていて億劫になる事も沢山あります。

ぬか床の基本は糠と塩です。実にシンプル!そこに色々、人によって工夫されていると思います。

私のぬか床は、もう20年以上経っているのですが、2、3年前煮物の出汁用に空炒りして保存している、煮干しの頭を、麦茶の煮出し用の不織布の小さなパックに入れてぬか床に入れたら、もう本当ーに!数段コクと旨味が加わって、美味しくなりました。

歳を重ねて食事の量が減った時、乳酸菌の旨味の詰まったぬか漬けや、冬の白菜漬け、沢庵漬けは、それが有れば、最後の一口のご飯が喉を通るという事が実際にありますよね。

体はいう事を利かなくなり大変になっても、何とか最後まで、自分の手でと思っています。               

少々お待ち下さいね ♪