患者さんのこと その6 第五話

投稿、お待たせしました。

婦人科の手当を始めて10年経った辺りから、閉経の時期とも重なり、患者さん御本人から「膀胱炎になったり、免疫力の低下を感じる。後頭部もスッキリしない。以前から較べれば血圧もいくらか高くなっている」とお話がありました。

そこで、泌尿器、消化器、生殖器の腹部三臓器の手当の処方はそのままに、婦人科の処方を、末梢血管抵抗の高さを下げて行く処方に変えました。

この処方で4年程進みます。

この間に3人のお子さんの大学進学、就職、ご自身はお舅さんの介護や、学校現場の次から次へと起こる色々な問題に、教科担任ともクラス担任とも違う、養護教諭ならではの視点で、生徒のこころとからだの問題に、頭を悩ましておられました。

仕事からのストレス、閉経後の内分泌の低下、血行不良、水分代謝の低下等色々な事がかさなたのでしょう、収縮機血圧が150に上がります。

そこで血管のしなやかさを保つルチンを多く含む、槐花の配合された高血圧体質改善薬の処方に変更しました。

変更した翌月、収縮機血圧が120代の日がやや増えてきます。5ヶ月後、おおよそ数値が120〜130/80と改善されて来ました。このまま服用を続けて頂きました。                                                            

つづく