患者さんのこと その7 第二話

更新遅くなりました。お待たせしました。

前回の患者さんは、記録をみると20年前にいらして、10年ご縁をいただいて休薬になっています。 

今はもう服用しておられないのに、今回ご紹介しようと思ったのには訳があります。

先ず、御子息であるこの患者さんのお母様が、ずっと気に掛けて下さって、年に一度はお互いの近況報告を兼ねて季節のご挨拶を下さる事。

こんなに長くは、我が身を振り返っても中々出来ないことで、本当に頭が下がります。

そして何より当の患者さんでいらした彼が、苦しんでいる人の役に立ちたいと、大学卒業後大きく人生の進路を変えて、登録販売者の資格を取って店頭にいらしたお客様の相談に乗っているという事を、お母様から伺ったときの驚きと感動があるからです。

本当に胸がいっぱいになりました。

親身になって、お客様の健康の相談や、お薬の相談、疑問に一生懸命応えておられる姿が目に浮かんで、若いと言うことの、尊さ、恐れを知らず己を信じて突進するパワーを感じて、眩しくなります。

次回からこの患者さんの重い蓄膿症が良くなっていった経緯をお話して行こうと思います。                               

つづく