睡眠 その6

1日遅れです。お待たせしました。

私自身が入眠の悪さに20年以上程苦しみました。今でも決して良くはありません。

漢方薬を組み合わせても中々改善せず3時以降は緑茶、カフェイン飲料は摂らず、寝る前にストレッチをしたりと出来る事は色々やりました。

今から3年位前でしょうか、当時アメリカのスタンフォード大学医学部教授の西野精治さんが書かれた「スタンフォード式最高の睡眠」というのを読んでそれこそ目から鱗でした。

眠れない眠れないと焦る入眠困難者にとっては、むしろデッドラインギリギリまで寝ないという発想は逆転の発想で救われました。デッドラインギリギリとはこれ以上は削らない方が良いという睡眠時間の5、6時間を指します。

早く寝れないと焦る事はありません。早々床についても意味が無いのです。

むしろ逆算して5、6時間の睡眠を確保出来る時間を目処に、スマホ、テレビ、インターネット等の眼への刺激となるものはその目処の1時間位前には見ないようにするだけ。

朝の3時、4時に目が覚めると悩む御年配の方には、9時に寝れば3時に、10時に寝れば4時に目が覚めるのは全然変じゃない!十分眠れているのですよ!とお話しします。これも睡眠時間という言葉の持つ長い方がいいという偏見?に縛られているのです。

大事なことは寝入りばなのもっとも深いノンレム睡眠が出現する黄金の90分に深くグッスリ眠る事、睡眠時間の長さより、この寝入りばなの質といううことだと知った事はこの西野先生の書籍に出会って何より幸せな事でした。

寝入りばなの環境を良くする為には、イヤホンを聴きながら眠るとか、部屋の明るさとか、不夜城の様な現代人にとっては若い人も含めて睡眠の為の演出、眠る為の自分なりのルーティン等見直す事があるのではないでしょうか。  

今日はこの辺で。またお目に掛かります。