紅い実  その2

大変お待たせしました。更新やら何やらでバタバタしており…。今週からまた更新再開いたします。

2本目はヤブコウジです。

この木はまだ娘が2、3歳の頃近くの森林公園に家族で行った時、自生している木から小枝を一本、とめる間も無く連れ合いが失敬してきて裏庭の鉢に挿しました。

以来挿しただけなのにしっかり根付いて、今では両手で抱える程の植木鉢にこんもりと茂っています。偶然ですがこのヤブコウジも正月飾りの鉢植えに用いられると植物の本にありました。

また大伴家持が万葉集に「この雪の消残る時にいざ行かな山橘の実の照るも見む」と詠んだ山橘はヤブコウジとされているそうです。

皆さんご存知の通り万葉集というのは日本最古の歌集で、詠まれたのは7世紀後半から8世紀後半という事で1400年位前でしょうか。

冬でも落葉する事なく緑色に茂った葉の影に沢山の紅い実を付けます。低木なので、剪定しなければドンドン天を目指す南天とは好対照です。   

今日はこの辺で。