コロナ自粛が残したもの

お待たせしました。

この3年子ども達は突然の学校の休校に始まり、あらゆる行事の自粛、延期、友達との行き来は勿論、おしゃべりも禁止、人との関わりをが一切出来ないような状態に追い込まれました。

親を含め学校の先生も所謂おとな達は、何から何まで初めて尽くし、感染リスクを下げる手立てを考える事に振り回されて、学校に行かず部屋にこもるしかなかった子どもの心の歪みに思いを致す余裕はなかったのではないでしょうか。

Web授業の毎日の中でいつも以上にパソコンにばかり向かう日々。10代の柔らかい心は段々歪んでいった事でしょう。

「誰でもいいから人を殺して見たかった。」

17歳の少年のこの発言は、このコロナ禍の3年間で彼はパソコンに完全に囚われてしまったのだと私には思われました。恐らく凄惨な映像を繰り返し繰り返し見ている間に完全に常軌を逸した精神状態に陥ってしまったのでしょう。

逮捕された少年が取り調べで、残忍な画像を見ている内に人を殺して見たくなったと供述をしているのを知って、やはりそうかと思いました。

自粛自粛の中で私たちおとなは、本来人間に必要な人と交わる事を禁止された子ども達の事をもっと考えて来なければならなかったと思います。生身の人間と関わる事が大事なのです。

全国にこのコロナ自粛の間に心のバランスを失った子ども達がどれほどいるのかと思うと、居ても立っても居られない気持ちになります。子ども達が発信する、ほんの微かなサインも見逃さず異変を感じ取りましょう。それがおとなの責任だと思います。

                           

今日はこの辺で。