ドラマ   その8

先程の交差点に戻って春日通りを上野広小路に下りて行く途中、一高生だった頃の明治生まれの祖父が通ったという「江知勝」というすき焼き屋があって感激しました。

祖父が身近に感じられました。(江知勝は2020年1/31後継者不在により閉店されていました。佇まいだけでもあの頃見上げられて良かった…。)

この春日通りから広小路に向かう途中東大の竜岡門に向かう為左に曲がると、上野不忍池に向かって下がる無縁坂があります。

森鴎外の作品の「雁」の中に登場する坂でこの作品の中に登場するお玉と言う女性が住んでいた家がまだ当時残っていました。この作品は囲われ者であったお玉と岡田という帝大生とのやり取りと言えぬほどに淡い、哀しい心の交流が描かれています。数年後に訪れた時この家はもうなくて、低層のマンションになっていました。

この家の反対側は三菱重工岩崎家の邸宅で当時は整備中だったのでしょうか、いつ行っても工事をしている感じで、中には入れませんでした。今は一般公開を期間を決めているかも知れませんがしているようですね。     

今日はこの辺で。