ドラマ その12

バブル期が終わって10年ちょっと、小学生の娘、主人と本郷界隈を訪れた事があります。

間口の狭いやけにヒョロ長いビルが増えていた事と、あのかねやすが黒っぽいビルに変わっていて、ビルの側面にKANEYASでしたかアルファベットで表記されていて、あ!ここがと気付いた事等大きく変わっていました。

間口の狭い、恐らく地上げでビルに変わった場所にはかつて個人の商店、古本屋等があったのではないでしょうか。昔本郷通りを雨の夕方歩くと裸電球が古本屋の軒先を明るく照らして、それが通りの歩道に滲んで明治の面影すら感じたものです。

でも一本奥に入ると昔からそこに住む方々の暮らしがまだあって、個人商店が元気に営業されている、そういう東京という町ならではの、私が大好きな町並みがまだあります。

残り続けて欲しい、心底そう思っています。  

今日はこの辺で。