紅い実 その1

我が家の小さな裏庭には紅い実をつける木が3本あります。

一本目は南天です。

「難を転じて福となす」の語呂合わせは皆さんご存知の通りです。

今年のお正月にはいつものように正月用の生花を生けるのではなくて、この庭の南天のたっぷりの紅い実と、緑色と少し紅葉した葉が混じった大振りの葉を真竹の籠に生けました。

年末に帰省した娘が、今まで生けてきた正月の生花のどれよりも良いと誉めてくれました。年々高価になる正月用の生花に疑問を感じて、かと言って予約でいらして下さる患者さんの座られるソファに近い場所でもあるので少し心配になりましたが、ホッとしました。

大切にしている籠に盛られた南天は、質素ではありますが豊かで、災いを除け福を招く正月らしい佇まいに思えました。   

今日はこの辺で。